学生便覧2017
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 本学では、セクシュアル・ハラスメント対策委員会を設置し、全ての学生及び教職員が個人として尊重され、お互いの信頼のもとに、学業、教育、研究、職務に専念することができる環境をつくり、これを維持していくことに努力しています。セクシュアル・ハラスメントを未然に防止する方策をとるとともに、問題が発生した場合には速やかに適切な対処をしていく方針です。 セクシュアル・ハラスメント対策委員会は、みなさんの苦情相談に応じる相談窓口(相談員の名簿は別添)を設けています。また相手からの報復など、相談者の不利益となることが生じないよう配慮に万全を期します。問題の解決の方法は状況や個人によってさまざまですが、セクシュアル・ハラスメント対策委員会は相談者の立場に立って、相談者が納得できる解決を得られるよう迅速にかつ公正な措置を見出し、講じられるよう努めます。 相手に不快を感じさせる性的な言動で、相手の人格を傷つけることをセクシュアル・ハラスメントと言います。 大学におけるセクシュアル・ハラスメントは、先輩と後輩、教職員と学生、上司と部下といった地位や力関係が背後にあることが多く、学修の権利を脅かしたり、教育研究環境を悪化させるなど、個人レベルでは解決できない複雑な問題をはらんでいます。 被害者はほとんどの場合、女性ですが、男性の場合もあります。男女を問わず、誰にも起こりうる身近な問題として、一人ひとりがセクシュアル・ハラスメントについて考えることが大切です。 セクシュアル・ハラスメントには、およそ3つのタイプがあります。 その1つは、「地位利用型」で、地位や立場を利用し、成績評価や人事などを条件にして、相手に性的な要求や嫌がらせをするものです。 第2は、性的な誘いを受け入れるか否かに依って、相手に利益や不利益を与える「対価型」です。 3つ目は「環境型」と分類されるもので、特定の個人ではなく、その場にいる不特定の人々の前で、わいせつな写真や画像を掲示するなどして、職場や教育環境を悪化させるものです。セクシュアル・ハラスメント対策委員会91セクシュアル・ハラスメント対策●セクシュアル・ハラスメントとは●セクシュアル・ハラスメントの事例8. セクシュアル・ハラスメント対策

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