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海外渡航に当たっての注意 帰国時に体調不良を感じた場合、少しでも早く対応すれば、本人の症状を軽減することができます。感染症の場合は、不特定多数への二次感染も防止でき、家族や友達やアルバイト先の方々に迷惑をかけずにすむこと、これらのことをしっかりと認識しておいてください。特に、引率教員が一緒にいる場合、体調不良については必ず相談して、その指導に従って、空港の健康相談室を訪れるようにしてください。 感染症には潜伏期間があることを意識しておいてください。入国時は健康でも、数日を経て発症することがあります。帰国後、1週間から10日の間に体調不良を覚えたら、直ちに行動範囲を制限するとともに、アルバイト、特に食品関係、接客関係のアルバイトの場合は、必ず休むようにして、医療機関を受診するようにしてください。また大学にも必ずその旨連絡して、その指導に従ってください。 海外からの帰国学生で体調不良を覚えた場合は学務課へ連絡してください。 どこに渡航したか、どのような体調不良か、そして医療機関受診の結果について、すみやかに報告してください。受診の結果、感染症の発症が認められた場合、大学は同行者の健康状況についても、直ちに調べる必要があります。ほとんどの感染症(赤痢など)は、適切な治療を行えば、重症化することなく、容易に治癒します。しかし、感染力が強いのが問題で、家族、友人、アルバイト先関係者、そこに出入りする不特定多数の人々に多大な迷惑をかけることになってしまいます。このことを、強く意識しておいてください。海外渡航中も、家族とは常に連絡が取れるようにしておいてください。833.感染症の対応

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