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若い人にメッセージ「じっくり自分と向き合って」そして最貧国の一つであるといわれているマラウイで、青年海外協力隊として活動しています。(音楽、ダンスなど)分野の授業の質の向上に向けて、担当地域の11の小学校を巡回し、マラウイ人教師の授業に協力したり、先生を対象にしたワークショップを開いたり、実際に教師として子供たちに授業をしたりしています。している感じ。大人も子供も、男性も女性も、障害のある子もない子も、外国人もマラウイ人も、人間も動物も虫も。と私は今、アフリカ南部にある小さな国、イコ!Bo!」(現地語のカジュアルな私の活動は初等学校における表現芸術ここでの生活は、みんなが一緒に生活にかくみんなの距離が近い。大きな家族という感じ。家の周りを歩いていると「アイコ!アあいさつ)と子どもたちが駆け寄って来たり、隣人がほぼ毎日家にやってきて話したり、歌を歌ったり…。みんな親切で、すっかりこの地域を好きになりました。しかし、たびたび話に出てくるのは、やはり貧困のこと。「私たちの国は貧しいから」「お金がないから」という言葉を良く聞きます。貧困を理由に学ぶことを諦めなくてはならない子どももたくさんいます。私はどんな貢献ができるのだろう。まだ答えは見つかっていませんが、表現芸術を通して表現することや、思考・創作本学の近く西区内野ご出身の作家、藤沢周さんを招き11月6日、情報文化学部1年生を対象に特別授業を開きました。1998年「ブエノスアイレス午前零時」で芥川賞を受賞され、現在は法政大学経済学部教授としてもご活躍されています。作家への道を選んだ経緯を通して、藤沢さんの独自の洞察力というか感受性の高さを認識したひと時でした。まず、「とすか(TOCKA)」は「とすか」と深い関係があるについてのお話がありました。とも言及されました。い換えれば「動かされるもの」といったことだそうです。内野の雪景色を見て「なんて美しい世界なんだろう」と思うなかで、アの多くの作家の中で、とりわ突然、落ち込んだ気持ちになる。けリルケ、チェーホフを。またこれは一体どういうことなんだろう?と思ったことがきっかけで、人間の心の中に内在する「とすか」にたどり着いたそうです。「とすか」は魂の「とすか」、恋愛の「とすか」など、心の中に存在するもの。文学・芸術にする楽しさを伝えることはできると思います。彼らの生活がより楽しく豊かなものになるように、少しずつ自分のできることを見つけ2年間頑張って活動していきたいです。(JICA在籍)          卒業生の便り    は言語以前て志すそうですが、藤沢さんは「とすか」との位相、言うです。豊富な語彙力を持っておられ、たくさんの書物を読んでおられる。ヨーロッパやロシ国内では直木賞作家の重松清さんともご友人だそうです。人より多くの自由な時間が持てる。時間を大切に活用するようにとアドバイス。また、自分の興味あることに没頭しても良いのでは、と語りかけました。 通常、作家になる人は幼くし大学1年生には、学生は社会(情報文化学部長 白井健二)小説「キッチン」でデビュー、世界的な人気作家よしもとばななさんを迎えトークライブ「真心のありか」が11月開設10周年記念事業として新潟中央キャンパスで開かれました。よしもとさんら人気作家の編集者で西区内野出身の幻冬舎専務・石原正康さんと対談、人生、家族、旅、仕事など多様なテーマで本音を語る「ばななワールド」に市民ら約200人が聞き入りました。よしもとさんは、デビュー作につい時代。こんな時代早く終わってほしいと思っていた私と同じように、どこか取り残された気持ちを抱えた人たちの心に響いたのだと思う」と、当時の心境を語りました。子供のころから文章を書くのが得意で友達からお金をもらって読書感想文を書いたこと、また、キウイだけびっしり詰めた弁当を作ってくれた父のことなど、風変わりな吉本家の逸話を披露して会場は笑いの渦に包まれました。最後に、若い人たちに「じっくり自分と向き合い、他人のことや周囲にとらわれず、これから生きていくために、自分が何者で、何を求めているのかを考えることが大事」とメッセージを送りました。時間を大切に興味あることに没頭をと助言芥川賞作家・藤沢周さんを招き特別授業新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成27年1月発行 2014年度 No.4情報文化学科 2013年度卒業 北 愛子18歳の時に作家を志望されたそ    開設10周年記念事業て3「日バ、ブ本ル学でエ日ク本ス中テがンシ浮足ョ立ンセってンいタたー独自の洞察力と高い感受性よしもとばななさんを迎えトークライブエクステンションセンター表現芸術を通して生活を豊かに最最貧貧国国ママララウウイイでで22年年間間活活動動

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