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新年度から留学生を交換American Field Serviceア団体AFSの全国大会(にいがた青少年国際交流会議)が11月24日、本学の新潟中央キャンパスで開催され、現在新潟の高校に通う留学生と学校関係者やホストファミリー、さらに一般市民や大学生など約200人が参加しました。このイベントでは、グローバル 人材輩出No.1県を目指そう!をテーマに、5年間で100人のAFS留学生を新潟県から輩出する「N平山征夫学長と申銀珠国際交流委員長が10月8日、韓国ソウル特別市にある光云(クァンウン)大学を訪問し、「学術交流に関する協定書」および「交換学生に関する覚 書」の調印を行ってきました。調印式は光云大学の総長室で行われ、金基世界的な留学ボランティ永総長と平山学長はこれ を機により活発な学術交流を研究や教育の場で実現していくことを期待し、固い握手を交わしました。両大学は今後、教育・学術研究面での交流の促進および学生、学術研究者への情報提供の実施に1963年に設置され             4たソウル特別市に本部を置く私立大学。79年に大学院が設置された。学生数は学部生約7,200人、大学院生は約1,200人。学部は電子情 報、工科、自然科学、社会科学、法科、経営、東北亜など7学部。IIGATA100プロジェクト」を達成するために、さまざまなプログラムで10代での留学の魅力を発信しました。AFSは世界大戦中に傷病兵の救護輸送に携わったアメリカのボランティア組 織、「アメリカ野戦奉仕団(より、相互の大学の教育研究の向上に努めます。本学ではこの協定と覚書により、来年度から光云大学からの留学生を受け入れます。また、本学からも光云大学東北アジア大学(学部)に交換留学生を派遣することにしています。学長ら慶煕大学を訪問派遣留学の7人を激励平山学長と申国際交流委員長は翌10月9日には、学術交流協定締結校 のソウル特別市にある慶熙(キョンヒ)大学を訪問しました。同大学では、金正晩副総長・金重燮国際教育院長と面談し、派遣留学生の状況などについて率直の活動が起源です。それはやがて平和のための異文化交流活動へと発展し、現在では世界50カ国以上にネットワークを持つ、世界でも最も歴史のある留学ボランティア団体となりました。本学との共催となった今回の大会では、まず前半の)」プログラムで、現在新潟にな意見交換を行いました。引き続きキャンパスツアーで学内を視察し、同大学に留学中の本学学生を激励しました。今年度の派遣留学の学生は7名で、国際教育院 で二つのクラスに分かれ、いろいろな国からの留学生たちと一緒に元気に楽しく勉学に励んでおり、留学の成果が垣間見えた一日でした。滞在中の韓国、イタリア、ボリビア、タイ、ノルウェー、ニュージーランドの留学生が紹介され、日本の生活で驚いたことなどを1人ずつ、日本語で発表しました。また、本学で現在「国際交流インストラクター」として活躍する情報文化学科の山田里沙さん、石井郁子慶煕大の大学院から  慶熙大学の教育大学院の院生(外国語としての韓国語教育専攻)権修賢(コンスヒョン)さんがでの間、インターンシップで来学されました。約1カ月と短期間でしたが、本学の韓国語、韓国関連授業やゼミナール等に参加し、学生たちとともに学び、韓国語授業では、アシスタントを務めたり、新しい教授法を使った模擬授業を行ったりもしました。権さんは、授業時間以外にも学生たちと活発に交流を行い、本学の学生にとっても韓国語や韓国文化の修得にとって有意義な機会となりました。さん、今城貴大さんの3人による、参加者全体を巻き込んだ簡単なワークショップが行われました。会場の雰囲気を和ませたアイスブレーキング「後出しじゃんけん」も、新潟と世界とのつながりを再確認する「新潟ワールドクイズ」も、とても好評でした。また後半のプログラムでは、AFS留学経験者で高校時代に新潟からドイツに留学した大学生や、アメリカ留学から帰国したばかりの現役高校生などがパネルディスカッションを行い、が語られました。さらに、元日本テレビの関谷亜矢子アナウンサー(AFS第29期生)を司会に、篠田昭新潟市長、AFS日本協会の秋葉忠利理事長(元広島市長)、本学からは私(佐々木)がパネリストを務め、「グローバル人材」をテーマとしたクロストークが行われました。「都市を活気づけるためには、多様性と、多様性を受け入れる寛容性が重要」「グローバリゼーションとローカリゼーションは同時進行なので、可能性はむしろ地方にある」「新潟の10代が海外に出て新しい価値観を身に付け、また新潟に帰ってきて多様性を実現してほしい」など、新潟の国際交流の可能性について、多角的な議論が交わされました。佐々木寛(情報文化学科・教授)グローバル人材づくりの意義を発信インターンシップ本学の国際交流インストラクターも活躍 kwangwoon University光云大学10月22日から11月16日ま10代で留学を体験する魅力新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成25年1月発行 2012年度 No.4新新潟潟とと世世界界ををつつななぐぐ若若者者たたちちがが集集うう光云大学(韓国)と学術交流協定中中央央キキャャンンパパススででAAFFSS全全国国大大会会

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