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であります。以来満14年を経過し、この間3247人の卒業生の中で役立ち、能力があり、意欲があり、人間性豊れつつありますことを喜んでおります。   自ら考え発一一一目・行動を 新入生の皆さん、入学おめでとう。お祝い申しあげますとともに、心から歓迎申しあげます。 新潟国際情報大学は本日第!5回の入学式を迎え、今年もこのように前途有為な溌刺とした新入生を迎えられましたことは、本学の何よりの喜び この日を迎えられました新入生の皆さんはもちろん、ご同席のご父母の皆さまもさぞかし大きな喜びをもつてこの日を迎えられたことと思います。そして皆さんはこれからの大学生活に大いなる期待をされておられることと思います。本学の役員、教職員一同そうした期待に応えるべく全力でこれからの大学生活を支援してまいりたいと恩います。 本年、本学に入学された皆さんは、情報文化学科127人、情報システム学科198人、合わせて325人であります。本学では平成6年春の開学を社会に送り出しました。卒業生は故郷新潟を中心に実社会で活躍中であります。そして本学の創立の理念であります「わが国の社会、文化についての認識と理解を基礎に、国際化、情報化の社会かな人物を育成する」という目的が次第に達成さ 本学の設立当時は、本県の大学進学率は全国で自らの意志を持ちも低く、その原因の一つとして県内大学の受け皿の少なさが指摘されていました。そのため、当時知事として本学の設立に大いなる期待を込めて支援を決定したことを、今懐かしく思い起こすとともに、その期待に見事に応えてこられた大学関係の諸先輩、卒業生に深く敬意を表します。 皆さんは本学の開学の理念に賛同し、また何らかの魅力を感じて入学されたことと思います。近年の国際化と情報化の急速な進展は、地球規模で人々に多くの経済的・文化的恩恵を及ぼしました。 しかし、その一方でグローバル化した世界の市場を、情報手段を駆使したヘッジフアンドなどが利益を求めて動き回り、サブプライムローン問題など世界経済を揺るがしかねない問題も引き起こしています。そして地球規模の文明の進展は、温暖化など深刻な地球環境問題を引き起こしています。 このことは、私たちに「進歩する技術を地球環境を守りながら、どう人間の文明の発展に活かす 皆さんはこうした時代をこれから生き抜いていくわけです。それは必ずしも生きやすい時代ではないかもしれません。そして複雑化する現代のさまざまな課題をきちんととらえ、それに向かい合い、白らの考えで判断し、自己責任の下で行動することはそう容易なことではないでしょう。でも問題を適確にとらえ、正しいジャッジをすることは可能です。私の経験から申し上げるのですが、そのためには事柄の本質を見極め、正しい答えを「考える時代に大いに学ぶことが大切です。それが皆さんが大学時代にすべき最も重要なテーマです。大学になる準備を整えることが、皆さんが大学時代にやるべきことです。それには専門的分野の深い知識とともに、幅広い知識を習得し、考える訓練を積み重ね「考える力」を身に付けることが必要で一挙に世界を一つに結び付け、お互いを身近なものに引き付けました。か」という課題を突きつけています。力」を身に付けることです。 一」うした「考える力」を身に付けるために、大学を卒業して社会人になるまでに、「白立した人間」す。考える力は「学び、考え、また学ぶ」ことの繰り学んでください。くれる」と言います。私もそう思います。しかしそな人生の力になるかを知ってください。ざいます。返しから身に付きます。どうかこの大学で大いに 本学は皆さんのこうした目的が達成されますよう最大限の支援を教職員一体となってやってまいります。しかし学ぶことを通じて自立するのは、あくまで主役である皆さんの自主的な取り組みがなければ実現されません。今日から何事にも白らの意志を持って、自らの考え自らの意見を持ち、発言・行動してください。もちろん他の人の意見に耳を傾け、自らの意見と比較することも大切です。白已の確立と他の人との協調をどう調和させていくかも重要な課題です。 そして、大学生時代は人生の「夢」を描く「青春」の時でもあります。「青春時代に描いた夢が大きければ大きいほど、夢はその人を大きく育ててこには、その夢に向かって最大限の努力をするという前提があることを忘れてはなりません。 この大学でよき親友を得て、勉学だけでなくスポーツや文化などのクラブ活動に青春を調歌してください。併せて人生の夢をどんどん膨らませ、その夢の実現のために大いに学んでください。それがどんなに楽しいことであり、また将来において大き 私も4月から本学の学長に就任した新人です。皆さんと一緒に学びながら、この大学をさらに良い 新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうご人生に往復切符は無いお祝、、     4年の目々を大切にの言葉大学にしてまいりたいと思います。「この大学で人どんどん先生方にぶっかってきてください。私もいっ要な「知識と考える力」を身に付けることです。るでしょう。そのことは、他人の気持を思いやれるしょう。人間が自然の中で生かされていること、ご大いにエンジョイしてください。いたします。ます。ますか、;冒申し上げたいと存じます。ヵ人生・には往復切符はなく、一度出発したら二度百を、後日悔いることの無いよう、大切に過ごすよう心掛けてください。もう一つ、皆さんには、自分という人間が何であり、識。をはっきりと持ってもらいたいのであります。こ生で最も大切なことを学ぶことができた」「この大学が私という人間を大きく育ててくれた」と卒業後に振り返った時、思ってもらえるような大学にしたいと念願しています。良い大学をつくり上げていくのは教職員の一体となった努力が必要ですが、何よりも皆さん学生の大学生活での積極的参加がその必要条件です。どうかそのためにも遠慮せずでも皆さんの方を向いて両手を広げて待っております。大学生として目指すべき目的は、良い就職先につくことより、有意義な人生を送るために必 越後平野の真っ只中にあるこのキャンパスは、皆さんに豊かな自然の四季の変化を感じさせてくれ人間性豊かな若者を育む大きな力にもなるで父母をはじめ多くの方たちが皆さんを支えてくれていることに謙虚に感謝しながら、大学生活を 初めての学長挨拶のためかたくさんのことを要望してしまいましたが、勉学にいそしみ、学生生活を調歌し、心豊かな社会人に成長されますよう心より期待申し上げ、私の皆さんを迎える言葉と 本日は元気溌刺として前途有為の325人の皆さんの入学式に出席させていただき、新潟国際惰報大学の設置母体であります新潟平成学院の理事・評議員を代表して心からお祝い申し上げ 皆さんの本学における学業は本日から始まりますが、希望と申しますか、励ましの言葉と申しと戻ってくることはありません。これからの本学での4年も同様であります。これからの本学での百人間社会でどんな立場にあり、どんな長所や短所があり、何をしようとしているのかというカ自己認学長式辞学校法人新潟平成学院理事長   武藤 輝一新潟国際情報大学長平山 征夫

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