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よ、つ。 新入生の皆さん、ご入学おめでとう。本日ここに新潟国際情報大学第14回入学式を挙行するにあたり、この日を迎えられた新入生の皆さんに、またご出席くださいましたご親族の皆さまに、新潟国際情報大学の役員、教職員一同を代表して、心からお祝い申し上げます。このように多数の元気溌刺として前途有為の皆さんを迎えることができますのは、我が大学にとりまして大変な喜びであります。 このたび本学に入学された皆さんは、情報文化学科126人、情報システム学科197人、合わせて323人であります。本学の開学は平成6年の春でありましたので、満13年を経過し、本年3月までに2935人の卒業生が実社会へと巣立って行き、大いに活躍中であります。本学創立の理念は、我が国の社会、文化についての認識と理解を基礎に、国際化、情報化の社会の中で役立ち、能力があり、意欲があり、人間性豊かな人物を育成することにあります。 情報文化学科では全学生が実用英語を習得若さと情熱で   「夢創る道」を進もう平成19年度’峯聾勘ポ転爵誼婁峯葦簑養許ギポ歎叶蒙」ギピ#針■ζ良㌔するとともに、これとは別に各人の希望に従って英語、中国語、韓国語、ロシア語のうちのいずれか一カ国語を学び、同時に我が国の社会、文化と対比しつつ外国の社会、文化を学び、社会のために貢献しうる人物を育成することを目指しております。情報システム学科では全学生が英語を習得するとともに、世界中に広く構築された惰報技術および情報システムの理論と実際を学び、同時に例えば、経営および地域情報システム、財務および管理会計、マルチメディア情報処理など情報システムの社会での応用を学び、その知識と技術によって杜会の発展に寄与しうる人物を育成することを目指しております。 また両学科にわたり、基礎科目、共通科目を通して教養教育にも心掛けています。本学における教育、研究の目的とするところをご理解いただければ幸いであります。 最近は小、中、高等学校においても、生徒自身の自主性を高めようとする教育が行われるようになりましたが、皆さんは大学卒業後、一社会人として見られ行動することになります。自分で考え、自分で生きて行くことになります。何事にも、白らの意志を持ち、自らの考えで発言・行動するという自主性、並びに自らの価値観を持ち、白らの発言・行動に責任を持つという自律性を持たなければなりません。既に皆さんはこのような白主性、白律性を備えているかもしれませんが、本学在学中にこの習慣をしっかりと身に付けてほしいのであります。もちろん他人の意見にも耳を傾け、周辺の状況を冷静に見極めることが必要なのは申すまでもありませんし、人間杜会の秩序を守るため個人の白由にもある程度制限はありますが、無為に流れに身を任せて生きるのではなく、これからの学生生活の一日一日を大切に、有意義に過ごそうではありませんか。山本有一二の書『路傍の石』 (古い本で、私はこの映画も見ておりますが)の中で、苦境にたった主人公の小学生に向かい「たった一人しかない白分を、たった一度しかない一生を、本当に生きなかったら、人間、生まれてきた甲斐がないじゃないか」と励ました担任教師の言葉は、まさに人生の大切さを教えているといえましょう。片道切符の人生に後戻りはありません。満足感多く、後悔の少ない人生となるよう心掛けて、これからの人生を進んでほしいのであります。 今日から新潟国際情報大学での生活が始まります。すべて平穏に進むかもしれません。うれしいことや楽しいこともたくさんあるでしょうが、時には思い悩むことや悲しいことにも遭遇し、あるいは失敗することもあるでしょう。しかしまれに遭遇する失敗は、その後の人生の大切な糧となり、その人の人生に人間味と深みを与えます。皆さんは若く、そして情熱があります。困難や失敗に怯まず、これを乗り越え、私どもの大学の校歌にある「夢創る道」を進もうではありませんか。 我が国ではバブル崩壊の余波も去り、国内 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。またご臨席いただきました多数の保護大志を抱いて    充実した学生生活を致します。総生産も上昇傾向にあり、ここ1−2年の大学卒業生の就職率は良好であります。私どもの大学も例外ではありません。2年次の後期から3年次の前期にかけてキャリア開発教育が、3年次の夏期休暇中にインターンシップが行われます。これが終了するころには、自分自身をよく分析し、おおよそどのような職種を選びたいのか決めておくことが必要です。もちろん大学院への進学もお勧めします。遠慮なく教職員の人たちに相談してください。 この冬は日本全国例年にない暖冬となりましたが、3月に入り何日か寒い、風の強い日が続いたため、気象庁の桜の開花予想時期は的中しませんでした。でも大学校庭の桜並木に、皆さんを歓迎するように桜の花が咲き始めつつあるようです。 若く溌刺としたたくさんの皆さんを迎える喜びのあまり、ついたくさんの希望を申し上げることになつてしまいました。皆さんが向学心を高めて勉学に勤しみ、学生生活を調歌し、心温かく人間性豊かな社会人に成長されるよう心から期待し、皆さんを迎える言葉と者の方々、おめでとうございます。皆さんの入学を在校生一同、心より歓迎いたします。 本学は「情報社会を先導し、また国境や地域そして文化の違いを尊重し、国や地域を越えて人類の共存・共生に貢献する」という教育理念のもと、学生は学問、部活動、サークル活動に積極的に参加し、充実した大学生活を送っています。 皆さんは今日から大学生としての新たな生活を迎え、不安や緊張があるかと思います。また、期待に胸膨らませている方もいるでし 皆さんは大学に期待していることは何でしょうか?先進分野の研究、尊敬できる師との出会い、また心から信頼し合える友人との出学辞歓迎ぺ 言在学生代義惰報システム学科佐藤戸志仁新潟国際’1清報犬学長武藤輝一

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