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意義を高く評価した。       李定喜(イ・ジョンヒ)氏(韓国・慶煕大学国際教育院専任講師)         金光圭総領事長い交流の歴更、 シンポ開催を評価〈第一部・学術講演会〉      目木人は発音に      苦手意識 本学主催の日韓国際交流シンポジウム「国際化時代における韓国語教育」が11月26日、新潟中央キャンパスで開催された。昨年は日韓国交正常化40周年にあたるため、日韓両国では「日韓友情年2005」として、多彩な行事が行なわれてきた。本学の行事もその中の一行事として、外務省内に設置された事務局(平山郁夫委員長)から友情年の記念事業に認定された。 まず、1部の学術講演会では、武藤輝一学長が開会の挨拶を行なった。続いて、駐新潟韓国総領事館の金光圭一キム・カンギュ一総領事から祝辞を頂戴した。金総領事は「韓国と日本は隣国として長い交流の歴史を持っている」点を強調し、新潟県内における今回のシンポジウム開催の  「韓国語学習に対する日本人学習者の認識調査」との題目で報告した。李講師は韓国語学習者に対するアンケート調査の結果を基に、慶煕大学国際教育院における現状を報告した。まず、中国と韓国の交流拡大に伴い、2004年度には中国人学生数が日本人学生数を越え、第−位となった。学習者の背景について、短期の語学研修ではなく、学部進学、大学院進学を希望する者が急増しているとした。また、日本人学習者が抱える韓国語学習の現状と問題点を指摘した。日本人の場合、文法面の理解は他国の学生に比較して短期間に習熟するが、発音、また発音の速度について苦手意識があるとした。      油谷幸利氏一同志社夫学教授) 「韓国語研究と私」との題目で報告した。油谷教授は自らの35年におよぶ韓国語研究を振りかえった。時期別にすると5段階に       文法から対照へ       5段階に研究した。心を引いた。      金重蟹(キム・ジュンソップ)氏育の重要性を指摘した。分けられ、まず文法研究から始まり、次ぎが語彙研究、さらに情報処理に研究対象が移っていった。その後、情報処理を発展させたCALに注目し、現在は対照研究であるとした。油谷教授はCD−ROMを使って実際の韓国語学習状況を示し、聴衆の関    (韓国・慶煕大学国際教育院長) 「外国人が見た韓国文化」と題して報告した。通訳は、酒匂康裕氏一韓国・慶煕大学国際教育院専任講師一が担当した。金院長は外国人学習者が韓国文化を学ぶ際に奇異に感じる点を9点挙げた。結婚、激しい言葉使い、寄付文化、お酒文化、英語への強い関心、愛情表現法などについて、具体的な事例をあげながらユーモアを交えて紹介した。最後に韓国語を学ぶ上で、同時に韓国文化を学ぶ必要があるとし、韓国文化教     (県立新潟女子短期大学教授) 「新潟と韓国語」と題して報告した。波田野教授は、日韓交流の拡大につれ、新潟における韓国語学習者が急増しているとした。また、映画を使用した韓国語の授業形態を独自に開発し、大きな成果を挙げていることを語った。最後に、新潟と韓国、北朝鮮との関係を振り返り、今後とも新潟と韓国との交流はさらに密接になるだろうと展望            波田野節子氏      文化教育の      重要性を指摘      新潟での      韓国語の学習熱G・ハドリー教授が11月18日の記観などを行ってきました。かれました。迎の拍手を受けました。待できると思います」 本学と派遣留学プログラムを提 市岡学部長らは17日には現地メ学部長らは同大学関係者の一貝と 翌18日には同大学で創立記念夕食会が開かれ、市岡学部長がスピ校は田園に囲まれた自然環境にありながら国際教育と異文化理解を重視している共通点があります。両校が始めた派遣留学プログラムましょう」と呼びかけ、温かい歓… 市岡学部長の話「記念事業に本学の代表が参加したことで両大学留学に対する本学の熱意を伝えるあり、今後は教員交換の実現も期携しているノースウェストミズーリ州立大学(アメリカ)が創立1OO周年を迎えました。その記念式典に本学を招請、学長代理として市岡政夫学部長と同大学出身の念夕食会などに出席し両校の友好交流を深め、派遣留学生の授業参リーヴィル入り、早速ヒュッバード学長を表敬しました。同夜はタンタラで同州知事賞の授賞式があり、教育分野で優秀な実績を残した同大学が表彰されました。市岡してレセプションや夕食会にも招ーチを行いました。スピーチは「両は、より良い未来を築くための長い遺程の一里塚であり、さらにこの道を共に歩み続け目標を達成しの提携関係をより密接にし、派遣ことができました。ノースウェスト側からは教員派遣の意向表明も■■ccc■■ccccc■>c<>ccccccccccc<■ccccccccc<>cccccccccc■■cccc■>ccc■■■c■cccc<>ccccc 熱心にメモを取る参加者■ i IL' 日韓友情年2005ee 1

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