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閏、■’楠題顕囲闇間…一,1■■▲i.一ます』最近は(幅広い意味での) 駿損(きそん)される  …」。  そもそも皆さんは、 「価値」 ソフトの価値って何でしょ・つか。 それを捨ててもよいと思2ばら、せるかが課題です。される経済人は、合理的で、  「ニッボン放送がライブドア の子会社になると、企業価値が・これは、今年の2月−3月にか けてライブドアとフジテレビに よるニッポン放送の株式争奪戦 のさなか、ニッポン放送社長の 亀渕氏が言った言葉です。なぜ ニッポン放送はライブドアの子 会社になると価値が下がるので しょうか。その根拠は何でしょ うか。不思議ですね。 について考疋たことがあります か。例えば、手元にあるゲーム 価値はゼロと考えられます。友 私の専門分野は防衛経済学です。防衛費や戦争が経済成長や家計の消費、企業の投資にどのような影響を与えるかについて実証的に研究してい行動経済学というフレームワークから家計の消費行動について研究していますが、それをいかに防衛経済学と融合さ 行動経済学?結婚を例に説明しましょう。経済学で想定自制的で、計算高い生き物として描かれています。したがって、愛しているか愛してい均的な寿命をまっとうした場ARなります。ないかだけに左右されず、 「自す。価値とはモノヘの値付けといえます。しかし、価値を正確に測るモノサシはありません。なぜなら、ソフトに対するあなたの価値一値付け一は、時の経過とともに変化するからです。分と結婚相手が予想される平現在及び将来において、私がこの人との結婚生活から得られる幸福感一満足度)は最大化されるだろう」などと計算した上で人は結婚することに しかし、私がこの新潟で耳にした多くの話では、燃えさかる恋の炎に身も心も焼きつ『企業価値の推定』情報システム学科・助教授青淵情報文化学科・助教授人と結婚したのだろうか」、 「あしてはみたものの、 「結婚し 私たちは自らの貯蓄を企業へ預け、その預けた額に対する見返りを要求します。銀行預金に対する利息も、その見返りの一種といえます。では、あなたはどこの企業に貴重な貯蓄を預けようとするでしょうか。きっと「よい会杜」となるでしょう。よい会杜とは杜会的に価値のある一よい評価を受けている一会社、つまり企業価値の高い会杜といえます。でも、ゲームソフくし、冷静さを忘れた男女二人が「結婚するならこの人しかいない」と思い込んで結婚てから初めて相手のこんな姿を知った」という、いわゆる情報の非対称性という間題も発生し、数年後「なぜあんなのときあの人と結婚しておけばよかった」という悔恨あるいは痛惜の念を抱くようにな臨冊醐瞠囲盟.襲冊蟷正幸的です。せん。まだまだ課題は山積です』ません。るケースのほうがむしろ圧倒 このように感情的な行動に走り、結果的に後悔するという現実の人間に近い経済人を想定することで、人間の経済 ちなみに、そこからは、多なくとも自分自身は)あえておかすべきではないという結多くの人に納得してもらえま 私の研究内容は、企業価値行動をよりうまく説明しようというのが行動経済学です。くの人々によって繰り返されてきた結婚という過ちを(少論を導くことができますが、トと同様に企業価値を測るモノサシはありません。前出の亀渕社長は、どのようにしてニツポン放送の価値を見積もったのでしょうか。きっと何らかのモノサシを作って測ったに違いありの推定です。どの企業を対象としても企業価値を測定できるモノサシがきっとあるはずです。企業が作成する経営成績表(財務諸表といいます)を参考にしながら、精度の高いモノサシを作ることを目指して、研究を重ねています。嚢,=11した。 本学の新潟中央キャンパスで8月6日、 「日本経営教育学会」第2回関東部会が開催されま 同学会は有能な経営者・管理者を育成するための経営教育を研究・実践する学会で、ユ979年に発足しました(事務局・東京千代田区、衷里父通会館、財団法人企業経営通信学院内)。全国に5地域別の部会が組織され、関東部会は年4回開催されて、同地域の大学や企業の研究者が日ごろの研究成果を報告、交流しています。 当日は首都圏や中京圏から大学や企業などから多くの研究者が参加し、また地元の新潟経営大学や新潟産業大学の先生方も参加されました。 午後−時30分から約3時間にわたり、3名の研究者による報告が行われました。本学からは情報システム学科の佐々木桐子先生が、経営工学におけるシミュレーション技術の教育現場への活用方法について研究成果を発表しました。・・新潟バイパスや本学食堂を事例としたものです。「身近な題材をモデルにしたもので大変すばらしい」との声が多くの参加者から聞かれました。 他の2報告は、庄司祐子氏一NPO法人MBAキャリアデザイン研究所一による「日本型人事制度の導入−成果主義導入のケース」。および、内田賢氏(東京学芸大学一による「情報サービス産業の経営課題」の報告がありました。一一一一■■■■1=レ^寸二紺≡第2回関東部会を開催本学の佐々木講師も  研究報告

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