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二〇〇三年度留学帰国報告会派遣留学・海外夏期セミナーを終えて これから自分に自身がつきます!!  本学は平成十二年度から派遣留学・海外夏期セミナーの実施を始め︑十四年度まで計一二七名の学生を海外に派遣した︒十五年度も引き続きこの制度を実施し︑多くの学生が留学に応募した︒面接や選考を行った結果︑計五十一名を派遣することに決めた︒その中で︑中国︵北京師範大学︶コースの留学を予定していた二十九名の参加学生は残念ながら︑SARSの再発への懸念によって止むをえず派遣が中止された︒中国コースを除いて︑情報システム学科の海外夏期セミナーでは︑カナダ・アルバータ大学に約五週間六人を派遣し︑情報文化学科の派遣留学制度では︑アメリカ・ノースウェスト・ミズーリ州立大学に約五週間十一人を︑また韓国・慶煕大学に四人︑ロシア・極東国立総合大学に一人を︑それぞれ約四■月派遣し︑計二十二名の学生を送り出した︒ 四コースの参加学生はいずれも︑留学先の国でよく勉強し活躍し︑多くの成果を収めて無事に帰国した︒平成十六年一月十四日︑これらの留学参加学生は両学科に分けて︑一年生に対し自分の留学体験を熱心に紹介した︒韓国コースの女子学生は︑民族衣装のチョゴリとチマで会場を彩り︑そこへ︑前年中国留学に参加した四年生も飛び込んで︑流暢な中国語で語りながら通訳を行なった︒また同日︑留学諸国で活躍した学生諸君を暖かく迎え激励するために︑学長をはじめ教職員一同は新設の国際交流センターで︑ささやかなパーティを用意し︑留学帰国報告会を行なった︒ 何れのコースの学生も留学の成果を非常に有意義なものと感じた︒外国語がとても上達し︑文化の異なる外国社会で多くの新しい発見を得︑自分の人生を見直す機会も得た︒現地の人々と直接交流する中で良い友人ができた︒皆︑国際感覚が養われたという感想を共有している︒アメリカ・コースの富樫文さんは︑ルームメートの黒人女子との交流やアメリカ的生活の体験で受けた感動を語る︒韓国コースの土屋奈央さんは︑韓国人教員のユニークな教育法によって勉強が促され︑韓国人の中に入り外国人としての体験を味わってよかったと言う︒ロシア・コースの錫村安章君はロシア人の友人も得たし︑他の国の友人にも接触し多様な文化に触れることができ︑予想以上の成果を得たと喜ぶ︒また︑堀井翔太君はカナダ・コースの学生を代表して︑現地で英語とともに︑北米社会への理解や情報学研究もできて︑実りの多い研修になったと評価している︒ 去る一月十日︑二〇〇三年度情報システム学科卒業論文発表会が︑本校キ■ンパスと新潟中央キ■ンパスの二会場で開催されました︒  昨今︑卒業論文を提出するだけでなく︑発表を卒業条件にしている大学が増えてきました︒しかし︑卒業論文を必修でなく︑選択科目にするというまったく逆の考えの大学も増えてきています︒  そんな中︑情報システム学科では︑﹁それまでに修得した知識をもとに︑問題発見・解決の能力を養うことを目指して︑卒業研究を行う︒情報システムの計画・開発等をめぐる問題をとらえ︑検討を加える︒そして︑それに対する解決策を提案し︑その効果について論ずる︒﹂という目的のもと︑情報文化学科とともに卒業論文を必修としています︒  また同時に︑自分の成果をプレゼンテーションする研究発表会も必修となっています︒発表会では︑各自持ち時間が十五分と決められており︑その中で質疑応答も行われます︒私が大学で学んできたことの何よりの集大成がこの卒業論文発表会にあると考えます︒それだけプレゼンテーション能力が重要であり︑また違った言い方をすれば︑発表会は私の大学生活において一番精神的にきつくて︵笑︶苦労したものだからです︒ただ論文を提出して終わりなら︑どこか気合の入らないものになってしまうかもしれません︒しかし発表会をすることが前提なら大勢の人に聞かれるということで︑みんな工夫を凝らし更に良いものになっていくと思います︒  そして︑この発表を通し︑発表の時の話し方・パワーポイントの作成の仕方・論文の要約・質疑応答等︑あげたらきりが無いほどのことを学ぶことができました︒たくさん苦労がありましたが︑これら全て社会に出たときの糧となります︒中でも一番の糧となるのが︑”自信“です︒きっと私だけでなく︑多くの人が感じられただろう”達成感︵解放感も含む?ながっていくのだと思います︒  近年︑プレゼンテーション能力は︑ますます求められてきていますが︑実際社会にでて︑働き始めた今︑とてもその重要さを実感しています︒大勢の前での発表など機会はそうそうありませんが︑先輩・上司に意見を求められることが多々あります︒プレゼンテーション能力とは多少違うかもしれませんが︑自分の意見をまとめてわかりやすく伝えなければいけない︑というところは一緒です︒なので︑そのような能力を身につけることはとても重要で︑学生の時に発表会を通して︑それを学ぶ機会があったことはとても良かったと思います︒  これからも大学で学んだことを十分に生かし︑社会人としてがんばっていきたいと思います︒ の達成感が自信へとつ︶“︑そインターネット検定ダブルスター 一名 初級システムアドミニストレータ 十五名 インターネット検定シングルスター 六名  在学中にさまざまな資格試験に挑戦しようという学生たちを︑NUISでは積極的にバックアップしています︒資格取得や認定試験などの情報提供はもちろん︑大学で指定した資格の取得者への奨励金制度を設けています︒その授与式が︑平成十五年一月十四日に行われました︒ 緊張している人もいれば︑奨励金をもらってうれしそうな人もいて︑反応はそれぞれ︒ 資格を取得できた皆さん︑おめでとうございました!今回表彰された資格とその取得者数 です︒ Ⅰ種 TOEIC Ⅱ種 中国語検定三級 ハングル能力検定試験準二級 一名 TOEIC 基本情報技術者試験 一名 十名 六名 三名 国際交流委員長區 建英二〇〇三年度情報システム学科情報システム学科四年坂井希代子資格取得奨励金授与式卒業論文発表会▲国際交流センターにて ▲熱のこもった発表会

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