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以上︑祝電をいただき︑誠にありがとうございました︒ キム ジュンスプ 情報文化学科︵総代︶  本日は︑新潟国際情報大学第七回卒業式にお招きいただいたうえ︑祝辞を申し述べる機会を与えていただきましたことは︑誠に光栄に存じ︑心からお祝いを申し上げます︒  ご案内のとおり︑新潟国際情報大学は小沢理事長さん︑武藤学長さんをはじめ︑関係各位の不断のご熱意とご努力により平成六年四月の開校以来︑着実な発展を遂げられ︑このたび︑平成十五年度の卒業生を世に送り出すに至りましたことは︑誠にご同慶にたえません︒  申すまでもなく︑新潟国際情報大学は情報社会を先導し︑国際社会と情報社会をリードする人材育成を目指して開学以来︑多くの有能な人材を県内はもとより全国各地に送ておりますことは︑私ども新潟の経済界にとりましても誠り出し︑わが国の産業・経済の振興発展に大きく貢献をされに心強く︑感謝申し上げる次第であります︒  また︑昨年は創立十周年記念事業として上大川前通七番町の中心市街地に新潟中央キ■ンパスを開校されたのをはじめ︑国際交流センターを開設し︑国際化︑情報化に応える教育︑研究をすすめるとともに市民が利用できるパソコンコーナーやライブラリーを設置するなど地域社会から親しまれる大学を目指す試みに対しまして心から敬意を表する次第であります︒  さて︑昨今の経済情勢は景気に明るさが見えはじめたといわれておりますが︑わが国経済を支えている中小企業︑とりわけ︑地方の地域経済は大変︑厳しい状況にあります︒景気の本格的な回復が強く望まれるところであります︒  このような時こそ︑卒業生の皆さんは若者らしく燃えるような意欲とゆるぎない向上心で将来を切り拓き︑各界の要請に即応できる立派な人材として大いに活躍されんことを期待するものであります︒  これから皆さんは︑新しい門出に大きな夢と希望を抱いて︑実社会への第一歩を力強く踏み出していただきたいと存じます︒  ﹁企業は人なり﹂と申しますが︑めまぐるしく変化する経済社会環境の中にありまして︑企業の将来を担う人材づくりが︑企業にとってもこれからの大きな課題であり︑今求められているのは︑何事にも積極果敢に挑戦する︑活力と意欲のある人材であります︒  最後になりましたが︑卒業生の皆さん︑大学で学んだことを十二分に生かしながら︑より一層ご活躍されますようご期待申し上げますとともに︑新潟国際情報大学の今後ますますのご発展と各位のご健勝を祈念いたしまして︑一言お祝いの言葉といたします︒  本日は誠におめでとうございます︒ 平成十六年三月二十三日 新潟商工会議所会頭 上原 明 本日は私達卒業生のために︑このような盛大な卒業式を挙げていただき︑誠にありがとうございました︒心よりお礼申し上げます︒本日私を含め三一一人が卒業することとなりました︒ に四年間の大学生活を振り返ると︑曖昧な記憶を辿るこ 入学式が昨日のように思えるとはよく言いますが︑逆ととなり︑そこに四年間という長い時間が確実にあったことを実感するばかりです︒  私が大学生活を過ごした四年間は︑小泉首相の朝鮮民主主義人民共和国訪問︑ワールドカップ︑9・11︑アメリカ・イギリス軍によるアフガニスタンへの攻撃︑イラク戦争︑それに伴うイラクへの自衛隊派遣︑憲法や教育基本法の改定への動き︑多発するテロなど︑世界に目を向ける機会がとても多くありました︒そして︑ジェンダー︑南北問題︑グローバリゼーション︑ナショナリズム︑地域紛争など多くのことを授業から学びました︒  それにより︑私の中には現代社会に対する違和感や疑問が生まれました︒大学四年間で成長できたといえる点があるならば︑様々な問題を自分の問題と捉え︑現代日本に生きる私達が︑世界のヒエラルキーのほぼトップに立って世界と関わっているということを認識するようになった点です︒  日々の生活の繰り返しで︑私達は現代社会の構造を内面化してしまい︑その結果︑問題意識さえも奪われてしまっているのかもしれません︒だからこそ︑日常の中で﹁少しおかしいな﹂と感じたことや腑に落ちなかったことを大切にし︑自分の頭で考え︑実践することが重要なのだと思います︒思想とは実践し︑実現することで意味を持つということも四年間で学んだ重要なことです︒  私は大学生活でフェミニズムという思想に出会い︑多くの示唆を与えてもらいました︒フェミニズムには︑﹁個人的なことは政治的である﹂という有名なスローガンがあります︒この言葉は︑日常の積み重ねが政治的な意味を持つが︑日常生活に密着していることほど問題化しづらい︑ということを教えてくれます︒無論︑大学は学問の場であり︑公的空間です︒しかし︑多くの仲間たちと一日の大半を過ごしたその場所は︑個人的ないし親密な領域を併せ持っており︑その両方が交差する︑重要な空間でした︒そこで私達は︑教えていただくことに耳を傾けるだけでなく︑自ら語る言葉︑あるいは語る場所を十分に持っていたのでし■うか︒そう考えると︑反省すべき点︑また︑考え込んでしまう点も多々あるように思います︒  二十一世紀に入り︑新潟国際情報大学も昨年創立十周年を迎えました︒今後︑批判精神・クリエイティビティ・イ学という領域に集まる者が︑自由に語り合い︑互いの言マジネーションを持った学生が輩出されること︑また︑大葉に耳を傾けあい︑一方的な力関係の場にはならないことが︑本学の更なる発展につながると信じ︑祈ってやみません︒  そして︑最後になりましたが︑学問の楽しさと大切さを教えていただいた教職員の方々︑大学生活を支えてくれた両親︑楽しく刺激的な毎日を一緒に過ごしてくれたかけがえのない多くの仲間に感謝をして︑私の答辞とさせていただきます︒ 二〇〇四年三月二十三日新潟国際情報大学 第七回 卒業生代表情報文化学部 情報文化学科 松田 渚◆大韓民国 慶煕大学校国際教育院◆新◆新◆日本私立大学協会◆長岡技術科学大学◆上◆ 長◆ 長◆ 新◆ 新◆新潟綜合警備保障㈱◆㈱フ■ーラムエンジニアリング ◆㈱リオン・ドールコーポレーション   潟青陵大学潟工科大学岡造形大学 岡大学越教育大学 潟市長潟県知事   平山征夫篠田 昭金 重燮会長大沼 淳学長小島 陽学長渡邉 隆学長中西貞夫学長豊口 協学長 丹野 元学長木下安子情報システム学科︵総代︶ 小宮 修情報システム学科情報システム学科情報システム学科情報システム学科情報文化学科情報文化学科情報システム学科情報処理学会の研究会において﹁小出郷の電子自治体への取組み︵構想︶﹂というテーマで研究発表を行い高い評価を得た︒ ソフトウェア開発技術者試験・インターネット検者試験・初級システムアドミニストレータ試験定ダブルスター試験︵Ⅰ種︶・基本情報処理技術︵Ⅱ種︶に合格した︒ バドミントン部に所属し︑三年次にダブルスで全国大会出場︒また団体戦でも中心選手として活躍し︑平成十五年度春季北信越大会団体優勝に大きく貢献した︒ 軟式野球部キ■プテンとして平成十五年第二十四︑二十六回の全日本大学軟式野球選手権大会︑平成十五年第二十二︑二十四回の東日本大学軟式野球選手権大会キ■ッチ■ーとして活躍した︒ 陸上競技部に所属し︑北信越大会リレー種目で上位入賞多数︒また今年度第八十七回日本陸上競技選手権リレー大会に出場した︒ W杯ボランティア代表としても活躍し︑また﹁日韓学生交流派遣団﹂の一員として参加した︒新潟市内で日本語教育ボランティア活動も行った︒ ﹁新潟・金属加工市﹂情報システム開発の中心的存在として︑ネットワークの構築︑ソフトウェア﹁新潟ビジネスメッセ﹂へも出展され︑またマスコづくりで活躍した︒その成果は︑新潟市主催のミでも取り上げられ︑本学のPRにも貢献した︒ 松田 渚佐藤徳子吉井元大岡 香織熊田智宏山之内 浩矢 まゆみ多賀祥治●学長賞︵学業成績優秀︶ ●学術賞●課外活動賞●国際交流賞●地域交流賞 院長

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