10
1/8

 学習指導委員会の主な活動は︑本学に入学した学生が︑国際化・情報化社会のリーダーとして活躍するための知識と教養を身につけ︑最低4年間在籍することにより︑卒業要件を満たす単位数を修得して卒業出来るよう作成されたカリキュラムを開講して学生の学習環境を整えることと︑学生に対して年度初めに履修ガイダンスを実施したり︑学生の単位修得状況によっては︑学習上の指導を行うことです︒  いずれの大学にも︑学生がその大学で教育を受けるための基本的なルールを定めた﹁学則﹂があります︒その﹁学則﹂に記載されていない細かいルールを定めたものを︑本学では﹁履修要項﹂と称しています︒﹁履修要項﹂には︑学部・学科の教育のねらいや各学科のカリキュラム︑さらに卒業するまでに必ず履修して単位を修得しなければならない科目︵必修科目︶や学生が自主的に選択して履修出来る科目︵選択科目︶の配当学年をはじめ︑進級条件・卒業条件などを詳細に説明してあります︒  学習指導委員会では︑9月下旬になると翌年度の﹁履修要項﹂の見直しを始めます︒最初に︑各学科で検討された内容をもとに︑開講する科目とその科目の担当教員を確定します︒いずれの大学も事情は同じですが︑すべての科目を専任教員だけでは開講できません︒年間開講する科目の1/4前後の科目は非常勤講師の方々に協力していただき開講しております︒非常勤講師の方々にもご事情があり︑今年度担当して下さった方に翌年度もお願いできるとは限りません︒科目担当教員が全員確定するには2〜3■月掛かります︒その後︑担当教員から提出していただいた講義概要を編集すると同時に︑時間表を作成します︒  通常ですと︑これで新年度を迎える準備が整ったことになるのですが︑2000年度に入学した学生からは新しいカリキュラムが適用されております︒このカリキュラムにはその国の言語を学び︑異文化を理解し︑実体験出来る留学制度が導入されました︒すなわち︑情報文化学科では極東国立総合大学︵ロシア︶︑北京師範大学︵中国︶︑慶煕大学︵韓国︶と提携し︑2年次後期にこれらの大学に5■月留学しても在学期間が4年で卒業出来るようにしました︒ただし︑英語圏については︑ノースウエスト・ミズリー州立大学︵アメリカ︶と提携し︑2年次夏期休暇中に5〜6週間留学出来るようにしました︒また︑情報システム学科では情報化が進んでいる北米社会を実体験し︑英語によるコミュニケーション能力を高めるため︑アルバータ大学︵カナダ︶へ2年次夏期休暇中に4〜5週間留学出来る制度を設けました︒このため︑学習指導委員会では︑これらの留学先の大学で開設される科目を履修し修得した単位を︑本学のどの科目の修得単位として認定するのが妥当であるか︑さらに単位を認定する条件など︑留学に関するルールを新年度に向けて検討しております︒  このように学習環境をいくら整えても︑在学年数の割に修得単位数の少ない学生が毎年数名おります︒大学では高校までの学習とは異なり︑自主的な学習意欲と自己の責任において単位を修得しなければならないのに︑アルバイトに精を出し過ぎて出席日数がたりずに定期試験の受験資格を失う学生や︑勉学目標を失う学生もおります︒大半の学生は卒業に必要な単位数を4年間で修得して卒業します︒私共は︑ただ単に卒業要件を満たす単位数を修得するだけでなく︑在学中に他人を思いやる心温かい人間性を育み︑社会のリーダーとして活躍する知識と判断力︑行動力を身に付けて欲しいと願っております︒  なお︑学習指導委員会の活動は︑事務局学務課教務係の協力のもとに行われている事を付記いたします︒ 学習指導委員会の活動について学習指導委員長 赤木敏子新潟国際情報大学広報 第10号 〒950-2292 新潟市みずき野3丁目1番1号 tel 025-239-3111 fax 025-239-3690 E-mail somu@nuis.ac.jp URL http://www.nuis.ac.jp平成12年11月30日 発行 新潟国際情報大学

元のページ  ../index.html#1

このブックを見る