模擬講義2020
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13講義番号B-39講義番号B-40講義番号B-41講義番号B-42講義番号B-431975年 電気通信大学大学院電気通信学研究科電波通信学専攻修了1975年~2006年 NTT研究所等でソフトウェア開発手法等の研究開発に従事2006年~2010年 新潟市IT政策監「プロジェクト管理とはなにか」プロジェクトとは、期限を設けて新しい成果を生み出す組織及び組織の活動を指します。例えば、祭りなどを計画実行する組織活動、惑星探査衛星を計画実行する組織活動はプロジェクトです。グループで旅行を計画実行することもプロジェクトでしょう。ピラミッド建設のようにプロジェクトは大昔からあったわけですが、その運営は長く経験と勘によって行われてきました。近年はプロジェクトのノウハウを整理し、体系化して、プロジェクトを効率よく実施できるようになりました。この講義では、プロジェクトとは何か、プロジェクトを効率よく実施するにはどうしたらよいのかをお話しします。「ソフトウェア見積もり」見積もりという活動は、極めて日常的ですが、実はいろいろな種類があります。産業界では見積もりに基づいてお金が用意され、活動の期間が設定されます。したがつて、見積もりは近代産業の基本的で重要な業務です。しかし、ソフトウェアを作るプロジェクトの見積もりは、未だに決定的な方法が見つかっておらず、良い見積もりを作る仕事は極めて難しい仕事の一つです。この講義では、広く見積もりとは何か、一般にどのように見積もりを行うのか、ソフトウェアを作るということはどういうことか、ソフトウェアの見積もりはなぜ難しいのかをお話しします。この講義を通じて、簡単に考えられがちな見積もりを、本当はどのようなことなのかということを会得してもらいたいと思います。「考える方法 -ロジカルシンキング-」順序立てて(つまり論理的に)物事を考えることは、学校、家庭生活や社会生活で大変に重要です。ロジカルシンキングとは、物事を順序立て考えることです。論理的に物事を考えるとより良い結論を得られるだけでなく、楽しいことでもあります。しかし、私たちは論理的に物事を考えることが苦手のように思っていますし、実践もなかなか難しいようです。なぜでしょう。それは、ロジカルシンキングに慣れていないからです。この講義では、ロジカルシンキングやその他の考える方法を説明し、実践してもらいます。(時間:90分)「ブレーンストーミングとKJ法」新しいことを考えたり問題点の解決法を考えることはなかなか難しいことです。この講義では、仕事場やサークル等で使える発想法を説明、実践します。この講義で説明し、実践する手法は、ブレーンストーミング(BS)とKJ法の2つです。新しいことは、一見関係のないようなことから生まれることがあります。ブレーンストーミングとは、ワイワイガヤガヤと意見を言い、普段なら関係ないと捨てられてしまうようなアイディアを拾い出す方法です。ブレーンストーミングでは多くのことが発想されますので、この結果を上手に整理して、有用なものを残す必要があります。このための手法がKJ法です。(時間:90分)「ソフトウェアの役割」気づいていないかもしれませんが私たちは数えきれないほど多くのコンビュータに囲まれて生活しています。例えば、携帯電話、家電、自動車、もちろんPC、そしてコンビニやスーパーのレジなどにコンピュータが使われています。コンピュータをうまく働かせるためにはソフトウェア(手順。プログラムとも言います)が不可欠です。ソフトウェアというと何やら取っ付き難い印象がありますが、皆さんの身近のものではスマホのアプリがあります。本講義では、ソフトウェアが携帯、スマホ、タブレット、PC、そしてビジネスで使用されるコンピュータの中でどのような役割を担っているのか、ソフトウェアがいかに重要であるかをお話しします。西山 茂(NISHIYAMA Shigeru)経営情報学部 情報システム学科 教授経  歴:1973年 電気通信大学電気通信学部電波通信学科卒業 専門領域:ソフトウェア計測及びソフトウェア開発管理、ネットワーク応用システム

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