11月25日に、新潟国際情報大学新潟中央キャンパス(新潟市)と、JICA中国事務所(北京市)をつなぐテレビ会議「学生の視点から考える〜新潟と中国−テレビ会議システムを利用したオルターナティブメディアの構築」を実施しました。このテレビ会議は、学生が情報収集・発信に主体的にかかわる新たなメディア(「オルターナティブ・メディア」)を構築することによって、これまでとは異なる国際理解教育のあり方を模索していく本学の共同研究の中で着想されました。テレビ会議の中では、北京と新潟の現在の状況を互いに報告することによって、草の根レベルでの交流を促進しつつ、北京および新潟に関する等身大の情報を交換すること、さらに日中間協力の可能性を探ることを課題としました。
当日は、日本側では本学教員、学生、卒業生、一般市民を含む約40名が、中国側では、本学と提携関係にある北京師範大学歴史学院教員、大学院生、そして同大学に留学中の本学学生を含む約30名が参加しました。北京師範大学歴史学院長の楊共楽教授による開会のあいさつに続いて、第一部では、北京師範大学歴史学院の梅雪芹教授から「中日の環境問題とその保護」という題で、戦後日本の公害問題の経験がいかに中国の人々の現在の環境問題への対応に生かされうるのかが報告されました。日本側会場では、「中国の学生は環境問題にどの程度関心を持っているか」、「日本の学生が中国の環境問題に対してできることはあるか」などの質問が学生からなされ、討論が行われました。
第二部では、北京師範大学歴史学院の唐利国副教授から、オリンピック開催を控えた北京の現状が報告されました。日本側会場では、「北京の町並みの変化に対する地域住民の反応はどうか」、「北京以外の地域への社会的経済的効果はあるのか」などの質問が学生からなされ、討論が行われました。
第三部では、本学学生が作成したビデオ「新潟の現在」が上映され、新潟水俣病や新潟の消費文化についての報告が行われました。中国側会場からは、「日本の学生は環境問題に対してどのような取り組みをしているのか」などの質問がなされ、討論が行われました。最後に新潟国際情報大学情報文化学部長の槻木公一教授による閉会のあいさつで会議を終了しました。
2時間のテレビ会議でしたが、通信上のトラブルもなく、いずれの報告にもテレビ会議システムを通して相手国の学生からの質問がなされ、活発な討論に発展したことなど、会議は成功裏に終了することできました。JICA、北京師範大学歴史学院の協力でテレビ会議を実施できたことは、本学の国際理解教育のさらなる発展にとって大変貴重な機会となりました。今後も、JICAの協力も頂きながら、テレビ会議システムを国際理解教育に導入する試みを行っていきたいと思います。
(報告者 長坂格)
尚、この会議の様子は、JICAのホームページでも報告されています。
JICA地球ひろば http://www.jica.go.jp/hiroba/topics/2006/061227_01.html
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[2007年1月10日]
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